2013年3月25日月曜日

サキのFxマインド -相場への影響が大きい指標 その3-

「相場への影響が大きい指標 その3」

では今回は相場に影響を与える指標についてのお話、第三回目です。

前回は米雇用統計についてお話しましたね。
今回は、これ以外に相場への影響力が大きい指標をご紹介します。
今後のトレードに活かしてくださいね!


◆ISM景況指数

これはアメリカの景気を表す指標の1つで
アンケート調査による結果を発表するものです。
生産・受注・在庫・雇用など製造業(非製造業)の購買役員担当に対し、
前月と比較して良いか悪いかのアンケートをとった統計です。
指数が50を上回れば好況、下回れば不況と判断され、
市場の注目度が高い指標です。
このISM景況指数でアメリカの景気判断ができ、
結果が為替レートに大きな影響を与えます。
とくに、非製造業よりも製造業の景況指数が重要視されています。

これと並んで同じく注目度の高い景況指数に
「フィラデルフィア連銀製造業景気指数」というものがあります。
ペンシルバニア、ニュージャージー、デラウェアの
3つの州を直轄地域とする連邦銀行がフィラデルフィア連銀であり、
この州の製造業景気指数を表しています。


◆新築住宅販売件数

毎月24日~月末に発表される、
アメリカにおける新築の住宅がどれだけ売れたかを表した指標です。
住宅と景気は密接な関係があり、
この新築住宅販売件数が景気動向を見るうえで
非常に重要なものという認識があります。
そのため市場の注目度も高く、相場への影響も大きい指標のひとつです。
また同時に発表される中古住宅販売件数という指標もありますが、
注目度で言えば新築住宅販売件数のほうが高いです。


~類似指標~
◇中古住宅販売件数

その名の通り、
過去1ヵ月間に販売された中古住宅の販売件数を発表するものです。
アメリカの住宅に関する経済指標のひとつで、
景気を判断する上での先行的な指標として注目度も高いものです。


◇住宅着工件数

毎月3週目に発表される、
公共住宅を除いて過去1ヶ月間に着手した住宅件数を表す指標です。
数値が高ければ住宅投資が活発であると判断でき、
個人消費動向を予測するための参考資料とされています。
家を建てれば、新しい家具や家電を新調したりする人も多く、
これが耐久財需要につながります。
これに関連して住宅着工件数の指標は注目が高いと言われています。


今回のこの4つの指標も雇用統計と同様にアメリカの景気動向を見るうえで、
大きな意味を持つ指標ということですね。

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