2013年3月24日日曜日

サキのFxマインド - 相場への影響が大きい指標 その2 -

「相場への影響が大きい指標 その2」

その1では相場への影響が大きい指標として「アメリカ雇用統計」について
お話しましたね。
今回は指標とは異なるものですが、同じく相場へ非常に大きな影響を与える
「為替介入」についてお話したいと思います。

まず「為替介入」は大きくわけて「単独介入」と「協調介入」とがあります。
細かく言えばこのほかにも覆面介入、口先介入、委託介入など
様々な介入の種類があります。
この介入に関してはまだ皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか?
2011年の8月と10月に介入があり、
3円以上も上昇するといった大規模なものでしたよね。
日本は過去最大規模である10兆円弱の介入額でした。

介入とは?
為替相場を安定させるための通貨の売買で、
日本では財務大臣の指示によって日銀が実行することとなっています。
単独介入・・・・・一つの国や地域が単独で実施する為替介入
協調介入・・・・・複数の国や地域が協議して、同時・連続的に行う為替介入

為替介入による効果は一時的な高騰・急落に留まることもあれば、
介入をきっかけにトレンド発生することもありますが、
いずれにせよ市場に警戒感を持たせるといった効果があります。

過度な相場の変動は介入警戒感が市場には漂いますが、
実際の介入はそう頻繁には行われません。

介入も事前に開始時刻を通告して行うわけではないので、
介入を狙ってのトレードも難しいですが、介入時は極端な動きとなり、
比較的特徴があるため、エントリーしやすく
利益を取りやすいタイミングともいえるかもしれません。

実際、前回の介入で大きく利益をとったトレーダーは多かったでしょう。
介入時は見ていても面白いぐらいの動きを見せます。
介入は指標時の相場の反応やリーマンショックなどといった
大きなニュースに反応する動きに比べて
一定の方向への動きが決まっている分、わかりやすいかもしれませんね。

前回の大規模な介入もむなしく、介入後一時的に円安に向いたものの、
再び円高へと押し戻されてしまいました。
現在は円安トレンドとなっていますが、
この円安は介入のよる効果ではないですよね。
皮肉にも為替介入はトレーダーにとっては
絶好の売買チャンスとの捉え方が大きいのかもしれませんね。

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