2013年5月31日金曜日

サキのFxマインド -「相場はなぜ動くのか」-

「相場はなぜ動くのか」

今日は、相場が動く理由について少しお話しますね。
皆さんは、どうして相場が動くのか、わかりますか?

極端に表現すると、
直近の値段より安い値段で売りたい人がいて、その人が実際に安い値段を売る。
もちろん、その逆の「高い値段を買う」場合も当てはまりますが、
こういった行動を誰かが起こした時に起こる現象なのです。

では、この「高い値段を買う」「安い値段を売る」という行動は、
どのようにして起こるのでしょうか。
それは、「損が膨らんだポジションを保有している参加者が、
損益増大のリスクから逃れようとして、損切りをした場合」に起こります。

通常、相場は売り手と買い手のバランスが取れた状態です。
値段が上がるにつれて売りたい人が増え、
買いたい人が減ることで、値段が上がらなくなり、
値段が下がるにつれて買いたい人が増え、
売りたい人が減ることで、値段が下がらなくなります。
こうした状況では損切りをする参加者も少なくありません。

が、見込みで売買する人がいても、他の人が追いかけなければ
勢いはすぐになくなるので、そう簡単にバランスは崩れないのです。

しかし、相場はまれにバランスが取れてない状況になります。
例えば、何かのきっかけで大きな買い注文が入ると
「バランスの取れていない状況」となってしまいます。
そうなると、ショートエントリーしていた人が損益に耐えられなくなり、
高い値段を承知で買い戻さざるを得なくなってしまい
損切りをすることになります。
そして、相場が予想外に大幅に動いてしまうと、
それが加速してどんどん損切りが増えていきます。
こうした連鎖がトレンドを発生させる一つの要因となるわけですね。

一度トレンドが発生すると、しばらくその方向に動き続けます。

2013年5月30日木曜日

サキのFxマインド - 日足の重要性 -

「日足の重要性」

ゴルスパで取引するにあたって
どの期間のチャートに注目すればいいでしょうか?

答えは、まずは「日足」です。

今日はその、日足チャートの重要性について少しお話しますね。

FXの相場には、参加者全員の収益を合計すると
必ずゼロになるという大きな特徴があります。
いわゆるゼロサムゲームです。

ただし、参加者の中にはいろいろなタイプがあり、
買ったものは売る、売ったものは買うというように、
必ず売りと買いがペアになっている参加者と
買いだけ(または売りだけ)でしかエントリーしない参加者がいるのです。

私たちのような売買の利益を目的として
参加している参加者は、売り買いがセットになっているので
最終的に相場を動かす要因にはなり得ません。

特に、1日のうちに買ったものは必ず転売する「日計り取引」を
行っている参加者は、1日の中で売り買いの額が必ず同額になりますので
相場を動かすことにはならないのです。

しかし、例えば日本の企業がアメリカで商品を販売する場合、
ドルを円に換える必要があるのでドル売り(円買い)で
相場に登場しますよね。

最終的に、こういった企業などのトレードが相場を動かす
要因といわれています。

以上のことから、日足チャートは相場を動かす要因となる
取引の動きが鮮明に現れる「取引の足跡」ということになり、
「足跡」である日足チャートを見ずしてトレードは出来ないとも言えるでしょう。

ここまでお読みいただいたら
もう日足チャートを見ない理由はありませんよね。

ところで、日計りトレードを行う場合は日足チャートを
見なくてもいいと思われがちですが、
日足チャートを見ずにトレードを行うということは
様々なところでよく言われるように「木を見て、森を見ず」という行為となります。

たとえ超短期で取引する人も、日足チャートには
必ずヒントが隠れているので見るようにしましょうね。

トレードの期間に対して、どのチャートを見るべきなどのルールはありませんが
少なくとも日足のチャートは見る癖をつけましょう。

2013年5月26日日曜日

サキのFxマインド - 実体線の大きさ・ヒゲの長さ -

「実体線の大きさ・ヒゲの長さ」

さて、今日は実体線の大きさと、ヒゲの長さという
視覚的なチャートの見方に注目していきたいと思います。

まずは実体線の大きさからお話しますね。
大きさと言っても「何円が大きく、何銭が小さい」という具体的な数字ではなく、
それまでの状況と比較して、大きく見えるか、小さく見えるかという話です。

例えば、1円幅で動いてきたマーケットで、
突然2円幅の実体線が出現したらローソク足はとても大きく見えますが、
5円幅で動いてきたマーケットで、
2円幅の実体線が出現したら逆に小さく見えますよね。
以前にもお話しましたが、
ローソク足は直近のものがより重要になってきます。
これまで全く動きがなかったのに
ある時いきなり大きな実体線が出現した場合には
新たなトレンドが発生したのでは?と、予想が立ちます。

例を上げてみると
50銭前後でもみ合いが続いたマーケットで、
2円幅の実体線が出てきたらとても大きく見えますね。

こういった大きな実体線が現れたチャートは、
「それまでの相場とは何かが違う」
「溜め込まれたエネルギーを放出する時期に差し掛かった」等の予想から、
トレンド発生の兆候を感じる事ができ、「動き始めた方にエントリーする」という
エントリーポイントとなることが多いのです。

続いて、ヒゲの長さについてです。

ヒゲの部分は、
「その日のトレードで取引されたことは間違いないが
マーケット参加者全員の意思によってそこで取引が拒絶され、
すぐに押し返されてしまった価格」を意味します。
つまり、ヒゲの部分は抵抗が確かに存在したということを意味し、
チャートを読むにあたって、とても重要なヒントとなるわけです。

こうしたことから、
上ヒゲが出現した場合には、
その価格で売りを考えている人が多かったということを、
下ヒゲが出現した場合には、
その価格で買いを考えている人が多かったということが見えてきます。

また、ヒゲの長さは、長ければ長いほど重要な意味を持ち、
高値圏で出現した長い上ヒゲや、安値圏で出現した長い下ヒゲは、
チャート上のアクセントとなり長い期間で注目できるポイントとなります。

以上、実体線とヒゲについてまとめると

・いきなり出現した大きな実体線は、トレンド発生の兆候を意味する可能性がある
・ヒゲは長ければ長いほど重要な意味を持つ
と、いうことになります。

このように、視覚に訴える実体線やヒゲの大きさというのは
意外に重要なものなのです。

2013年5月19日日曜日

サキのFxマインド -検証を繰り返すことの重要性-

「検証を繰り返すことの重要性」

たったひとつの手法が すべての人に合うわけではありませんよね。
既成のスーツが、そのまま皆さんの身体にぴったり合うわけではないように、
たとえ本や雑誌で知られている手法だからといって、
だれにでも完璧にあうとは限りません。

手法とは 有益なトレードへと導く検証や修正の出発点にすぎません。
しかしながら、手法をただひたすら探す旅も止めてください。
一回や二回で 学べる手法なんて絶対にありません。
また矢印のみを頼りにしたり 音声を頼りにしたり、
いろいろな商材がありますが、それは 本当に信用できるものですか?

ゴルスパでも
矢印をメールで知らせてくれる機能をつけてくれなんて、言われますが。

メルマガを読んでいる皆さんは、矢印と蜘蛛の糸、紫抵抗線を
確認してトレードするようにしてください。
もしかすると途中で、私とは別の何かを発見するかもしれませんが。
その時はゴルスパのルールにプラスのエッセンスを加えて
ご自分の身体にぴったりのオーダーメードにしてもいいわけです。
手法をマスターするにあたって
徹底した検証とデモトレードが不可欠です。

誰かがその手法を使って利益を出したからといって
皆さんがすぐに利益をだせるとは限りません。
必ず自分自身でバックテストとデモトレードをし、
ご自身で検証をしてください。

また手法のメカニズム自体は理論的利益を生むように出来ていても、
自分のポジションサイズを測ってリスクを制限しなければ
どんな優れた手法でも、巨額のお金を失う可能性があります。

手法を学ぶのと同時に
自分をしっかりマネージメントしていくのが大切です。

2013年5月10日金曜日

サキのFxマインド - トレードの基本 その3 -

「トレードの基本 その3」

今回のお話は、トレードで勝てない人。
負けトレードをする人の特徴を客観的に捉えてみたいと思います。

負けといっても、すぐに取り戻せる程度の小さな負けは、
この場合でいう負けトレードには値しません。
小さな損切りや損失はむしろ資産を増やすためには必要不可欠だからです。
勝ち続けるトレードなんて相当なプロでもない限りはあり得ないですよね。

1ヶ月トータルして資産が増えているようであれば、
それは勝ちトレードが出来たということになります。

今回の負けトレードとは、
すなわち大損をして相場の撤退を強いられたことのある人。
大切な資産を全部失ってしまった人のことを意味するものです。

こつこつ増やした財産をたった1度のトレードで失ってしまうことがあります。
FXを長年やっていれば、
皆さん1度や2度は痛い経験をしたのではないでしょうか?
苦い経験を肥やしに勝てるトレードが出来るよう成長できた人もいると思います。
しかし、中には負の連鎖から抜けられないで
いつまでも同じ事を繰り返す人がいるのも事実です。

では、相場で大損失を出す人は一体どういう経緯を辿っているのでしょうか?
簡単に言えばコレです。

①トレードスタート →
相場が仕掛けた方向とは反対に動き出す → 焦り →
そのうち戻るだろうと様子見 →
損切りのタイミングを失って損失が膨らむ → 天井(底)で損切りしてしまう

②トレードスタート →
①の繰り返しで資金が底を尽きる → 再び資金を投入する →
一旦負けた理由を振りかえり学習するも結局は同じことを繰りかえす →
理性をうしなう(ついついヒートアップして資金を投入) →
損失を取り戻すためトレードに固執する →
理性を失い懸命な判断ができず再び大きな損失を出す → 相場からの撤退

こういった構図が浮かび上がってきます。

一旦負のスパイラルに巻き込まれてしまうと、抜け出すのはなかなか難しいです。
そのため、日頃からリスク管理を徹底しておくことが大切だということです。
理性を保てるよう精神面でも強くならなければ投資は難しいです。

負けトレードを繰り返す人は、まず冷静に自分を見つめなおし、
弱点を直していくことから始めていきましょう。
大きな買い物(痛手)を何度も味わってはいけません。

しかし、現在プロで活躍するトレーダーの殆どが、
過去に大きな損失、痛手を負った人たちです。
彼らはこの経験があったからこそ、成功をおさめたともいえるのでしょうね。

2013年5月2日木曜日

サキのFxマインド - トレードにおける基本、基礎知識 その2

トレードにおける基本、基礎知識 その2

さて、今回もトレードの基本についてお話していきましょう。
相場にはパターンがあるのはご存知ですよね?
パターンと言っても様々です。
例えばチャートパターン。
動きに関するパターンですが、ダブルボトム、
三尊天井などパターンを意味する言葉ですよね。
チャートパターンについては
以前もお話したことと思いますが覚えていますか?

統計的にみて、こうきたらこう動くだろうという予測ができます。
また、市場もこのパターンを意識して仕掛けてくることもあります。
100%予想通りの動きを見せるわけではありませんが、
確率的にパターンにはまった動きを見せやすく、
そうなったときが一つの勝負どころでもあります。

チャートパターン以外にも、市場には合理的には説明できない現象が
存在すると言われています。

どういったものが存在するのか?
相場でよくいわれる五十日、1ヶ月のうち、5日、10日、15日などの
5の倍数にあたる日は市場へ影響を与えやすい日として知られています。

給料日などが五十日に重なることが
大きいことも少なからず要因となっているそうです。

そして曜日による要因。
よく週末要因に気をつけてという言葉を耳にしませんか?
週末である金曜日は相場の動きが活発になる傾向があります。
また金曜日はドル円が上昇し、
月曜日になるとドル円が下落しやすいというパターンも有名です。
最近はそこまでこの上昇、下落については気になりませんが、
週明けには窓明けしているパターンは多いですよね。

その他にも季節の変わり目が影響を与えることもあります。

こういったパターンを頭に入れておくだけでも
随分と違ったものになります。
トレードのタイミングを知らず知らずのうちに
身につけていくことにも繋がります。

だからといって、こういったパターンばかりを
気にしていたのでは楽しいトレードはできませんよね。

あくまでも一つのパターンとして頭に入れておきましょう。

トレードで成功するには、経験をしっかりと積んで
学習・復習をすることです。

経験は勝った経験にこしたことはありませんが、
苦い経験をしてこそ良い結果が生まれるものです。
人間時には試練も必要です。
負けた経験をバネに、今後のトレード、学習に活かしていきましょう。

2013年5月1日水曜日

サキのFxマインド - トレードにおける基礎知識その1 -

「トレードにおける基本、基礎知識 その1」

さて、今回はトレードの基本についてお話していきましょう。
以前にお話ししたことと重複する箇所もありますが、何度も読み返し、
繰り返し頭に入れることによって基本が頭に叩き込まれていくことと思います。

皆さんも今一度振りかえり学習がてら目を通していってくださいね。

ある程度FXをしている人ならば、
自分なりのトレードスタイルが確立してくると思いますが、
中には行き当たりばったりの勝負ばかりを続けていて
一向に資産が増えないという人もいます。

そういう人はいろんな場面において
トレードにチャレンジしているのではないでしょうか?

いろんな場面とは・・・・
逆張りであったり、レンジブレイクを狙ったトレード、
押目買いや戻り売りといった場面です。

つまり、どんな動きに対しても常にエントリーを狙って、
結局は相場の波に飲み込まれて沈んでしまうという失敗を繰り返す結果、
なかなか勝ちに至らない、
勝ちより負け勝負が多いという結果になりがちです。

勝つためには、行き当たりばったりの勝負をするのではなく、
ここぞというチャンスを的確に狙ってものにするということです。

おすすめとする基本のトレードはやはり「押し目買いと戻り売り」です。
まずはこの二つのトレードの基本を押さえてから
次のステップに進んでみましょう。

「相場の器用貧乏」という格言をご存知ですか?
あれこれ手をだすと結局最後は
器用貧乏で終わってしまうという意味ですが、
相場(FX)においても同じ事が言えます。

広く浅く手をだすのではなく、
一定の分野に深く追い求めることが大切だということですね。
そこが全うできて初めて次のステップへ上がることができるというものです。
一つ一つの手法を着実に扱いこなしていって、自分のものにしていきましょう。

FXは全ての手法が扱えなくても、
一つの手法だけでも十分に利益を得ることができます。
また、その一つの手法が秀でていれば尚更、
ここぞという場面で思い切った勝負に挑めます。
一回のトレードで大きく儲けようと欲をだすことなく、
塵も積れば山となる精神でコツコツと成果を積み上げていきましょう。

そして、その積み上げた山を一瞬にして崩さないよう
リスク管理も徹底することが大切です。