2013年5月26日日曜日

サキのFxマインド - 実体線の大きさ・ヒゲの長さ -

「実体線の大きさ・ヒゲの長さ」

さて、今日は実体線の大きさと、ヒゲの長さという
視覚的なチャートの見方に注目していきたいと思います。

まずは実体線の大きさからお話しますね。
大きさと言っても「何円が大きく、何銭が小さい」という具体的な数字ではなく、
それまでの状況と比較して、大きく見えるか、小さく見えるかという話です。

例えば、1円幅で動いてきたマーケットで、
突然2円幅の実体線が出現したらローソク足はとても大きく見えますが、
5円幅で動いてきたマーケットで、
2円幅の実体線が出現したら逆に小さく見えますよね。
以前にもお話しましたが、
ローソク足は直近のものがより重要になってきます。
これまで全く動きがなかったのに
ある時いきなり大きな実体線が出現した場合には
新たなトレンドが発生したのでは?と、予想が立ちます。

例を上げてみると
50銭前後でもみ合いが続いたマーケットで、
2円幅の実体線が出てきたらとても大きく見えますね。

こういった大きな実体線が現れたチャートは、
「それまでの相場とは何かが違う」
「溜め込まれたエネルギーを放出する時期に差し掛かった」等の予想から、
トレンド発生の兆候を感じる事ができ、「動き始めた方にエントリーする」という
エントリーポイントとなることが多いのです。

続いて、ヒゲの長さについてです。

ヒゲの部分は、
「その日のトレードで取引されたことは間違いないが
マーケット参加者全員の意思によってそこで取引が拒絶され、
すぐに押し返されてしまった価格」を意味します。
つまり、ヒゲの部分は抵抗が確かに存在したということを意味し、
チャートを読むにあたって、とても重要なヒントとなるわけです。

こうしたことから、
上ヒゲが出現した場合には、
その価格で売りを考えている人が多かったということを、
下ヒゲが出現した場合には、
その価格で買いを考えている人が多かったということが見えてきます。

また、ヒゲの長さは、長ければ長いほど重要な意味を持ち、
高値圏で出現した長い上ヒゲや、安値圏で出現した長い下ヒゲは、
チャート上のアクセントとなり長い期間で注目できるポイントとなります。

以上、実体線とヒゲについてまとめると

・いきなり出現した大きな実体線は、トレンド発生の兆候を意味する可能性がある
・ヒゲは長ければ長いほど重要な意味を持つ
と、いうことになります。

このように、視覚に訴える実体線やヒゲの大きさというのは
意外に重要なものなのです。

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