2013年6月11日火曜日

サキのFxマインド - 相場の基本構造 -

「相場の基本構造」

今回は、前回に引き続き、FXを行う上で基本となる事柄についてお話しします。

初心者の方はもちろん、ベテランの方も、
気持ちや情報を一度リセットして冷静になるつもりで読んでみてくださいね。

相場は大別して、「トレンド相場」と「レンジ相場」からできていて、
基本的にトレンド相場とレンジ相場は、交互にくりかえされます。

この2つの相場の基本形がわかっていて適切な対応ができれば、
大きな損失を出すことなく、利益を安定して出すことが可能になります。
逆に、よく理解していないと大きな損失につながりますので、
今の相場がトレンド相場か、レンジ相場かを見分けられるようになることは
大変重要なことなのです。

トレンド相場は、一方向に進みます。
これは、政治系ファンド・年金ファンド・機関投資家といった投資家による
一方向への資金移動が起きることで発生します。

トレンドが発生する理由には、前むきな理由と後ろむきの理由があり、
前むきな理由は、高金利など有利な投資環境を求めての資金移動です。
それに対して、後ろむきの理由は、
資金を置いている国・地域にリスクが発生し、
そのリスクから逃避するための資金移動です。

前むきでも後ろむきでも、
6年や10年といった長期の資金移動になるケースもあります。

資金移動のうち、より破壊力があるのは、
リスクから逃避しようとする後ろむきの移動です。
なぜなら我先にとリスクから逃避しようとするため、
価格度外視で売買を行うためです。

たとえば上昇トレンドであれば、買ってポジションを維持する。
下降トレンドであれば、
売ってポジションを維持するのが基本的なトレードスタイルです。

一方レンジ相場は、一方向に資金を移動させる投資家筋の動きが
下火になっているときにおきます。

レンジ相場の主役は投機筋です。
投機筋は、買えば利食いのためか損切りのために売らなくてはなりませんし、
売れば利食いか損切りのために買わなくてはなりませんので、
ポジションを長期に維持することはできません。

そのために短期間の売買になり、その結果いったりきたりの相場となるのです。
レンジ相場は基本的に三段階からなり、
第一段階は、トレンド相場の後にやってきます。
非常に荒っぽく上下に動き、せっかくトレンド相場で得た利益を減らしたり、
飛ばしたりしがちですので要注意です。

第二段階は、安定期で一定の値幅の中を上下します。

第三段階では、値幅が収束していきます。
ここで値幅が極めてせまくなります。

そして、この第三段階が一番大事なものです。
というのも、この値幅の極端な収束は、
次のトレンドの開始が近づいていることを告げているからです。
第三段階にきたら、トレンド相場の開始を待ちましょう。

相場の動きは様々なパターンがありますので、
一概にこうだとも言えませんが、第三段階を見つけられるようになれば、
エントリーチャンスもぐっと増えますので、
過去のチャートなどと照らし合わせてみつけてみてくださいね。

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